: 1

: 1

ファルファラ : こんにちは、みんな。久しぶりね。

파르팔라 : 안녕하세요, 얘들아.오랜만이야.

キャトラ : あら、ファルファラ。久しぶりね。元気だった?

캐틀라 : 어머, 파르파라.오랜만이야 잘 지냈어?

アイリス : お久しぶりです、ファルファラさん。

아이리스 : 오랜만이에요, 파르파라 씨.

ファルファラ : 飛行島が恋しくなって。やっぱり落ち着くものね、ここ。下でのことがウソみたい。

파르팔라 : 비행도가 그리워져서.역시 차분해지는구나, 여기 밑에서 하는 일이 거짓말 같아.

アイリス : ガウランで大変だったんですよね?

아이리스 : 우라늄 때문에 힘들었죠?

ファルファラ : うん……ガウランは前から子さらいの噂があって……そこへコンサートの依頼がきたの。

파르팔라 : 응… 가우란은 전부터 복습 소문이 있어서… 거기에 콘서트 의뢰가 왔어.

キャトラ : で、いつものメンツと潜入したのよね?

캐트라 : 그래서 평소의 체면이랑 잠입한 거지?

ファルファラ : ええ。お陰で組織はつぶせたけど、まだ黒幕がいるみたいなのよね。早く子供が安心して暮らせるようにしたいのに……

파르팔라 : 맞아 덕분에 조직은 망쳤지만 아직도 배후가 있는 것 같아.빨리 아이가 안심하고 살 수 있도록 하고 싶은데……

アイリス : ファルファラさん……

아이리스 : 파르팔라 씨……

ファルファラ : ……ごめんね。暗くなっちゃった。

파르팔라 : ....미안해.어두워졌어.

でもね、悪いことばっかりでもなかったの。

근데 나쁜 것만 있었던 것도 아니었어.

私の歌で一人心を変えてくれた人がいるの。その人のお陰でガウランの子さらいをつぶせて……

내 노래로 혼자 마음을 바꿔준 사람이 있어.그 사람 덕분에 가울란의 자식 복습을 망칠 수 있어서...

アイリス : すごい。さすがですね。

아이리스 : 대단해요 역시네요.

ファルファラ : 素直に、うれしかったわ。私の歌で人の心が動いたんだって。

파르팔라 : 솔직하게, 기뻤어.내 노래 때문에 사람 마음이 움직였대.

だからね、私、思ったの。歌をもっと頑張ろうって。

그러니까 내가 생각한 거야.노래를 더 열심히 하자고.

アイリス : いまでも頑張ってると思いますけど……

아이리스 : 지금도 열심히 하고 있다고 생각합니다만……

ファルファラ : もっともっとよ。いろんな人の心に届いたら、素敵じゃない?

파르팔라 : 더 많이요 여러 사람의 마음에 닿으면 멋지지 않을까?

……で、お願いがあるんだけど……

...그래서 부탁이 있는데...

キャトラ : あら、珍しい。

캐트라 : 어머, 신기하다.

ファルファラ : 歌を頑張るのはいいんだけど、大きな声で練習できる場所って、なかなかないの。

파르팔라 : 노래를 열심히 하는 것은 좋지만, 큰 소리로 연습할 수 있는 장소는 좀처럼 없어.

キャトラ : だから飛行島で練習したい……ってわけかしら?

캐트라 : 그러니까 비행도에서 연습하고 싶다...는 이유일까?

ファルファラ : そういうこと。ね、お願いできない?

파르팔라 : 그런 거 말이야 부탁할 수 없어?

アイリス : もちろん、いいですよ。

아이리스 : 그럼요, 좋아요.

ファルファラ : ありがとう。ここなら伸び伸び練習できそうだから。

파르팔라 : 고마워요.여기면 쭉쭉 연습할 수 있을 것 같으니까.

キャトラ : あ、ねえねえ。その練習って見学していーい?

캐트라 : 아, 누나.그 연습 견학하고 있어?

アイリス : キャトラ。迷惑になっちゃうよ。

아이리스 : 캣라 귀찮아져.

キャトラ : ジャマはしないわ。アタシ歌姫の練習って興味あるもの。

캐트라 : 자마는 안 해.나의 가희 연습은 흥미로운거야.

ファルファラ : んー、そうねえ……

파르팔라 : 음, 그렇네요…

いいわ。今回は特別。

좋아, 이번에는 특별해.

キャトラ : え、ウソ? いいの?

캐트라 : 어, 거짓말? 괜찮아?

アイリス : (ダメもとだった……)

아이리스 : (밑져야 본전이었다…)

ファルファラ : 本当はいけないんだけどね。練習じゃ見苦しいところもあるし。見せるのは練習の成果だけって、暗黙のルールがあるの。

파르팔라 : 사실은 안 되는데.연습으로는 볼품없는 부분도 있고.보여주는 건 연습의 성과뿐이라는 암묵적인 룰이 있어.

でも場所を借りるし、みんなは特別だもの。お客さんに聞いてもらうリハーサルにもなるから。

근데 자리를 빌리고 다들 특별한 걸.손님한테 물어보는 리허설도 되니까.

アイリス : すいません。ありがとうございます。

아이리스 : 죄송합니다。감사합니다。

ファルファラ : ううん。こっちこそ。じゃあ先に準備させてね。あとでまた会いましょ。

파르팔라 : 으음.나야말로 그럼 먼저 준비시켜줘.나중에 또 만나요.

キャトラ : オッケー♪お弁当持っていくわね。あ、オヤツも。カニカマもいるわ!あとは水筒とゴザと……

캐트라 : OK♪도시락 가져갈게.아, 주먹도. 게맛살도 있어! 나머지는 물병이랑 돗자리랑...

アイリス : (遠足気分……)

아이리스 : (소풍 기분…)

: 2

: 2

ファルファラ : あーあーあーあーあー……ん、んん……

파르팔라 : 어어어어어어어어어 어 어 어 어 어 어 어 으 으 으 으으 으으

喉も快調♪いいとこ見せなきゃね。

목도 쾌조♪좋은 점 보여줘야겠네.

(私の歌声で、[老板:ラオバン]みたいに心を取り戻す人もいる。ならもっと頑張らないとね。もっと……)

(내 노랫소리로 [노판:라오방]처럼 마음을 되찾는 사람도 있다.그럼 더 열심히 해야지.좀더......)

(あれ? でも……)

(어? 하지만......)

(心を取り戻す人がいるなら、持ち崩す人もいるってこと?)

(마음을 되찾는 사람이 있다면, 무너뜨리는 사람도 있다는 말인가?)

(それならなおさら頑張らないと。心に響く歌を……)

(그렇다면 더욱 열심히 해야겠다. 마음에 와닿는 노래를…)

(でも、それってどんな歌?)

(근데 그게 어떤 노래야?)

(そもそも歌ってどう頑張ればいいんだっけ……)

(원래 노래를 불러서 어떻게 노력하면 좋을까.....)

キャトラ : あ、いたいた!

캐트라 : 아, 있다!

ファルファラ : ――あ、みんな。けっこう、早かったのね。

파르팔라 : 아, 얘들아. 꽤 빨랐구나.

キャトラ : そーお?お弁当には時間かけたわよ。ね、アイリス。

캐트라 : 그래? 도시락에는 시간 들였어. 그렇지, 아이리스.

ブラッド : なーに自分がつくったみたいなツラしてんだよ。ほぼアイリスじゃねえか。

블러드 : 왜 자기가 만든 것처럼 번들거리는 거야.거의 아이리스잖아.

キャトラ : アタシだって応援したわよ!

캐트라 : 나도 응원했어!

アイリス : ふふ。そうだね。

아이리스 : 후후. 그렇지.

ファルファラ : ブラッド……あなたも来たの。

파르팔라 : 브래드....너도 왔니?

ブラッド : おう。遊びに来たら、練習見学ツアー組まれててよ。俺も混ぜてもらったんだよ。

블러드 : 어우.놀러오면 연습견학투어 짜여있어.나도 섞어준 거야.

ファルファラ : そう。でもあなたは有料よ。あとで荷物持ちね。

파르팔라 : 맞아 그래도 넌 유료야 나중에 짐 챙겨.

ブラッド : なんでだよ!

블러드 : 왜 그래!

ファルファラ : うふふ。じゃ、そろそろ歌ってみようかしら。発声練習はもう済ませたから。

파르팔라 : 으흐흐 그럼 슬슬 불러볼까?발성연습은 이미 끝냈으니까.

キャトラ : 特等席で聞けるなんてぜいたくー!

캐트라 : 특등석에서 들을 수 있다니 정말 대단해!

ファルファラ : ――明けない夜に、酔いしれて♪

파르팔라 : 새벽녘에 술에 취해 ♪

…………

…………

(あれ……?声が出て、こない……?)

(어...?)목소리가 안나와...?)

ブラッド : …………

블러드 : …………

ファルファラ : ちょ、ちょっと待ってね。ん、ん!

파르팔라 : 잠깐만, 잠깐만. 응, 응!

あー、あー……ん。じゃあ、改めて……

아, 아... 음. 그럼 다시...

……!

……!

(やっぱり!……声が出ない……!)

(역시!...목소리가 안나와...!)

アイリス : どうか、したんですか?

아이리스 : 무슨 일 있어요?

ファルファラ : えっと、ごめんね……少し喉の調子がよくないみたい。

파르팔라 : 음..미안해..조금 목상태가 안좋은것같아..

キャトラ : そうなの? 平気?

캐트라 : 그래? 괜찮아?

ファルファラ : うん、大丈夫よ。たいしたことないから。ほっとけば治るわ。

파르팔라 : 응 괜찮아 별거 아니니까.내버려두면 나을 거야.

キャトラ : ダメよ。アンタの喉に何人のファンがいると思ってんの。

캐트라 : 안 돼.안타 목에 몇 명의 팬이 있을 거라고 생각해?

ファルファラ : あの、そうじゃなくてね。こういうのって経験上、そっとしておくのが一番なの。だから……

파르팔라 : 저기 그게 아니라.이런 게 경험상 가만히 있는 게 최고야.그러니까……

キャトラ : 本当に? 遠慮してない?

캐틀라 : 정말? 사양하지 않아?

ファルファラ : え、ええ。みんなに遠慮なんか……

파르팔라 : 네, 네. 모두에게 사양따윈……

ブラッド : よっしゃ!

블러드 : 아자!

こうなったら仕方ねえ。かわりに俺が歌を披露してやるよ。

이렇게 되면 어쩔 수 없지 대신 내가 노래를 선보여줄게.

キャトラ : アンタが? かわりに?

캐트라 : 안타가? 대신에?

ブラッド : おう。これでもガキん頃はよ、空き地にツレを集めてよくリサイタルをだな……

블러드 : 어우.이래도 어릴 때는 말이야, 공터에 담뱃대를 모아 자주 리사이틀을 말이야...

キャトラ : ……危険な予感がするからいいわ。ピクニックに変更しましょ。

캐트라 : 위험한 예감이 들어서 좋아.피크닉으로 변경합시다.

ブラッド : なんでだよ!

블러드 : 왜 그래!

アイリス : (ファルファラさん……)

아이리스 : (팔팔라씨…)

: 3

: 3

ファルファラ : あー、あー……ん、んんっ!

파르팔라 : 아, 아... 음, 음!

(やっぱりダメ……話せるけど、歌おうと思ったら声が……出ない……喉じゃなさそうだし……)

(역시 안돼...말할 수 있지만, 노래를 부르려면 목소리가...안나와...목이 아닌것같고...)

(どうしよう……寝たら治るかな……でも治らなかったら……)

(어떡하지.....자면 나을까.....하지만 낫지 않으면.....)

??? : よう。精が出るねえ。

??? : 야, 힘이 나네.

ファルファラ : ……ブラッドじゃない。眠れないの?

파르팔라 : ....블러드가 아니다.잠이 안 와?

ブラッド : ああ。誰かさんが気になってな。

블러드 : 아이고, 누가 궁금해.

ファルファラ : あら優しい。でも心配しすぎよ。ちょっと休めばすぐ戻るわ。

파르팔라 : 어머 착해.그런데 너무 걱정해.좀 쉬면 금방 돌아올게.

ブラッド : そうかい。ならいいんだ。おめーがムリしてるように見えたもんでよ。

블러드 : 그렇구나 그럼 됐구나.네가 무리한 것처럼 보여서 그래.

ファルファラ : …………

파르파라 : …………

ブラッド : ま、なんかあったら、もうちっと頼ってくれや。家族だしな。

블러드 : 뭐, 무슨 일 있으면 좀 더 의지해 줘.가족이니까.

じゃあな。おやすみ。

그럼,잘 자요.

ファルファラ : おや、すみ……

파르팔라 : 이런, 스미……

(ブラッド……)

(블러드…)

(きっと昼には気づいてた……だからおどけてみんなの気をそらしてくれたんだ)

(틀림없이 낮에는 눈치챘다....그래서 익살을 부려 모두의 눈치를 챘다)

……………………ねえ!

…………… 있잖아!

ブラッド : あ? どした。

블러드 : 어? 왜 이래.

ファルファラ : あのね……声……出ないの。歌おうとしたら。こんなこと……はじめてで。

파르팔라 : 있잖아...목소리...안나와.부르려고 하니까.이런 일...처음이라서.

もっと頑張らないといけないのに。どうしていいか……

더 열심히 해야 하는데.어떻게 하면 좋을까……

ブラッド : ――そうか。じゃあ……

블러드 : 그렇군요. 그럼………

遊びに行くか!いまからパーッとよ。

놀러갈까!지금부터 확.

ファルファラ : は? 遊びに? 話聞いてたの?

파르팔라 : 네? 놀러? 얘기 듣고 있었어?

ブラッド : いいじゃねえか。付き合えよ。気分転換もいるだろ。

블러드 : 좋잖아.사귀어라 기분전환도 있잖아.

ファルファラ : でも、もう夜よ?

파르팔라 : 근데 벌써 밤이야?

ブラッド : 知ってんだろ?ガウランは<[AC0D0D]不夜の島[FFFFFF]>だぜ。いまくらいの方が島のノリもいいんじゃねえか?

블러드 : 알지?가우란은 <[AC0D0D] 불야의 섬[FFFF]>이야.지금 정도가 섬의 김도 좋지 않을까?

ちょうど、眠れないお仲間もきたことだしな。

마침 잠 못 이루는 친구들도 온 거고.

ファルファラ : 仲間?

파르팔라 : 동료?

みんな……どうしたの?

얘들아…무슨 일이야?

アイリス : よかったらガウランで夜食でも、と思って誘いにきたんです。

아이리스 : 괜찮다면 가우란으로 야식이라도 하자고 해서 초대하러 온 것입니다.

ファルファラ : 私、を?

파르팔라 : 나를?

キャトラ : 賑やかな場所なら喉の調子も戻るかもしれないじゃない?いっつも賑やかなのと一緒にいるんだから。

캐트라 : 번화한 장소라면 목 상태도 돌아갈 수 있잖아?맨날 시끌벅적한 거랑 같이 있다니까.

ファルファラ : 賑やかなの……

파르팔라 : 시끌벅적해...

うふふ。本当ね。私、いつも賑やかなのと一緒。

으흐흐 정말이네 나 맨날 시끌벅적한거랑 똑같아.

そうね。遊びに行きましょうか。確かに気晴らしになるかも。

그러게 놀러갈까요?확실히 기분 전환이 될 수도 있어.

ブラッド : じゃ、決まりだな。

블러드 : 그럼 결정이네.

キャトラ : じゃあ気合いいれてくわよ。今夜はガウランを食べつくしちゃうから!

캐트라 : 그럼 기합 넣고 괭이.오늘 밤은 우라늄을 다 먹어버릴 테니까!

ブラッド : 夜食でか……?

블러드 : 야식으로...?

: 4

: 4

キャトラ : アンタたちは[御馳走街:ごちそうがい]いかないのね?

캐틀라 : 오빠들은 [맛집:맛집] 안 가네?

ブラッド : ああ。腹も減ってねえし、連れていきてェ場所あんだよ。ファルファラをさ。

블러드 : 아이고.배도 고프지 않고, 데리고 가서 장소도 없어.파르파라를 말이야.

キャトラ : 気分転換だもんね。じゃ、待ち合わせてあとで合流しましょ。

캐트라 : 기분전환이네 그럼 만나서 나중에 합류해요.

ブラッド : じゃファルファラ。俺らも行くか。この通り抜けりゃ近道だ。

블러드 : 그럼 파르파라.우리도 갈까?이 통과하면 지름길이다.

ファルファラ : 連れていきたい場所へってこと?それ、どこなの? 観光地?

파르팔라 : 데려가고 싶은 장소로 가는 거야?그거 어디야 관광지?

ブラッド : お楽しみにしとけって。それより観光地っていやあ、ここもけっこう有名らしいぜ。

블러드 : 기대해두라고.그것보다 관광지가 이야, 여기도 꽤 유명하대.

ファルファラ : 言われてみれば露店だらけね。

파르팔라 : 듣고 보니 노점 투성이네.

ブラッド : 女性街っつってよ。女モンの服やら宝石やらの露店が向こうの方までずらりだ。

블러드 : 여성 거리라니요.여몽의 옷이니 보석이니 하는 노점이 저쪽까지 즐비하다.

ファルファラ : ……そう言えば観光って意識してなかったかも。大変だったし。

파르팔라 : 그러고 보니 관광은 의식하지 못했을지도 몰라.힘들었고.

ブラッド : キャトラたちとの待ち合わせまでだいぶ時間があっからよ。ゆっくり買いモンでもどうだ?

블러드 : 캣라들과 만나기까지 시간이 꽤 남았거든 천천히 쇼핑이라도 어때?

値段もモノもピンキリで、ちょっとした宝探しだぜ。

가격도 물건도 딱 맞아서 약간의 보물찾기야.

ファルファラ : いいわね。買い物って久しぶり。荷物持ちもいることだし。

파르팔라 : 좋지 쇼핑 오랜만이야.짐 들고 다니는 것도 있고.

ブラッド : へいへい。今日は働いてやるぜ。歌姫さまよォ。

블러드 : 헤이헤이.오늘은 일해줄게.가희야.

ファルファラ : やったあ。じゃあまず、あっちのお店ね。

파르팔라 : 앗싸 그럼 일단 저쪽 가게네.

: …………

: …………

……

……

ファルファラ : ねえねえ。ブラッド。このチョーカーどう。似合う?

파르팔라 : 있잖아.브래드, 이 초커 어때?어울려?

ブラッド : ちょっと待て……荷物で前が見えねえ……

블러드 : 잠깐만… 짐 때문에 앞이 안 보이네……

えっと、なんだ?ああ、にあってんじゃねえか?

어, 뭐야?아, 맞는 거 아니야?

その首輪。

그 목줄.

ファルファラ : …………

파르팔라 : …………

ブラッド : あ、どうした?なんで怒ってんだ?

블러드 : 아, 왜 그래?왜 화났어?

ファルファラ : なんでって、あんたねえ……

파르팔라 : 왜요, 당신 있잖아요……

チンピラA : おいおいおいおい、お二人さん。

깡패A: 야야야야야야야야야, 두 분.

チンピラB : 見せつけてくれるなあ、おい。

깡패 B : 보여준다, 야.

ブラッド : あ? なんだおめーら。

블러드 : 어? 뭐야.

チンピラA : てめェこそなんだ?カップルでここ来るんじゃねえってガイドブックに書いてなかったか?

깡패A: 테메야말로 뭐야?커플로 여기 오는 거 아니냐고 가이드북에 써있지 않았어?

チンピラB : 通行料よこせよ。有り金置いていきな。

깡패 B : 통행료 줘.가진 돈 두고 가거라.

ブラッド : チッ。チンピラか……

블러드 : 칙.깡패라……

ファルファラ : ちょっと、ブラッド。

파르팔라 : 잠깐, 브래드.

ブラッド : わーってるよ。ったく。

블러드 : 와 있어. 역시.

なァ、おめーら。俺らおとなしく買いモンしてるだけなんだ。今日は勘弁してくんねえか?

어머, 너~ 우리 얌전히 사몽하고 있을 뿐이야.오늘은 용서해줘?

なんか気にさわったんなら謝るよ。な?

뭔가 마음에 걸렸다면 사과할게. 그렇지?

チンピラA : ははは! 情けねえやつ。

깡패A: 하하하! 한심한 놈.

チンピラB : ねえちゃんよ。そんなヤツよりこっちこいよぉ。いろいろ楽しく遊ぼうぜえ?

깡패 B : 언니야.그런 놈보다 이리 와. 여러 가지 재미있게 놀자구?

ファルファラ : ちょっ……

파르팔라 : 잠깐……

ブラッド : こっちゃ謝ってんだろうが。俺のツレに手ェ出してんじゃねえ!クソ野郎!

블러드 : 사과하는 거겠지만.내 담뱃대에 손대지 마!빌어먹을 녀석!

チンピラA : な、な、なにしやがんだ、てめェ!おーい、ちょっときてくれ!

깡패 A : 뭐, 뭐야, 뭐야, 뭐야, 뭐야! 오, 잠깐 와줘!

ブラッド : こんなケンカに仲間よぶとはなァ。ま、何人でもかかって……

블러드 : 이런 싸움에 동료를 부를 줄이야. 뭐, 몇 명이라도 걸려서...

……めんどくせェな。ファルファラ、逃げるか。

....귀찮아.파르파라 도망가.

ファルファラ : え? ちょっと!

파르팔라 : 어? 잠깐!

チンピラA : 逃げやがった!追いかけろ!

깡패A: 도망갔어!쫓아가!

ファルファラ : はっ、はっ……せっかく最初はガマンしたのに。

파르팔라 : 헉, 헉…모처럼 처음에는 참았는데.

ブラッド : 悪ィな。でも俺の家族に、はっ、手ェ出す方が悪い。

블러드 : 나빠. 하지만 우리 가족에게, 헉, 손대는 것이 나빠.

ファルファラ : ……もう……

파르팔라 : ……벌써……

ブラッド : あ、なんだって?

블러드 : 아, 뭐라고?

ファルファラ : 別に! 荷物持ちながら、よく走れるなあって!

파르팔라 : 별론데! 짐 챙기면서 잘 달릴 수 있겠구나!

ブラッド : 誰かのお陰で鍛えられてるからな!それに言うだろ。逃げるが勝ちってよォ。勝ちたきゃ逃げるに限るぜ!

블러드 : 누군가 덕분에 단련되고 있으니까! 그리고 말하잖아.도망가는게 이기래. 이기고 싶으면 도망가는게 최고야!

ファルファラ : はっ、はあっ。意味わかんない。メチャクチャな理屈。

파르팔라 : 헉, 헉.무슨 뜻인지 모르겠어.엉터리 이치

ブラッド : そうか? はっ、昔は優等生だったけどな。だっはっは!

블러드 : 그래? 하 옛날에는 우등생이었는데.헉헉헉!

ファルファラ : すぐわかるウソつかないの。うふふ。あはははは……

파르팔라 : 금방 알 수 있는 거짓말 안 해 으흐흐흐.아하하하……

: 5

: 5

ブラッド : やっと着いたぜ。けっこう走っちまったなァ。

블러드 : 드디어 도착했네. 꽤 달려버렸네.

ファルファラ : このクツ走りにくいのに、もう。ここ、どこなの?

파르팔라 : 이 빌어먹을 달리기 힘든데 벌써.여기 어디야?

ブラッド : ここでキャトラたちと待ち合わせしてんだ。うしろ、見てみな。

블러드 : 여기서 캐틀라들과 만나기로 했어.뒤에 봐봐.

ファルファラ : うしろ? ……え……?

파르팔라 : 뒤로? ……네…?

すごい……なに、これ……

대단해……뭐야, 이거……

ブラッド : やっぱガイドブックより実物だな。100億[$$$:トライドル]の夜景らしいぜ。

블러드 : 역시 가이드북보다 실물이네.100억[$$$:트라이들] 야경이래.

ファルファラ : キレイ……夜に宝石が沈んでるみたい。

파르팔라 : 예쁘다…밤에 보석이 가라앉는 것 같아.

ブラッド : だろ?ちったァ気も楽になったか?

블러드 : 그렇지?짜기도 편해졌다?

ファルファラ : 私の?

파르팔라 : 내 거야?

ブラッド : 頑張りすぎの虫なんかほかに誰がいんだよ。

블러드 : 너무 열심히 하는 벌레 같은 건 또 누가 있어.

もうちょっと肩の力抜いても、バチは当たんねえと思ってな。

조금만 더 어깨에 힘을 빼도 벌은 안 맞을 것 같아서.

ファルファラ : ……ありがと。でもね……歌って心を動かすの。きっと、良くも悪くも。

파르파라 : ....고마워요. 그래도...노래하고 마음을 움직일거에요. 분명 좋지도 나쁘지도 않아요.

ブラッド : [老板:ラオバン]みたいに、か?

블러드 : [노판: 라오방] 처럼요?

ファルファラ : そう。だから頑張らないといけないの。悪く影響しちゃったら大変でしょ?

파르팔라 : 맞아 그래서 열심히 해야해.나쁘게 영향을 주면 힘들지?

ブラッド : でも、さっきのおめーの笑い声、キレイだったぜ。

블러드 : 근데 아까 너 웃음소리 이쁘더라.

ファルファラ : え……キレイって、ちょっと……

파르팔라 : 에......예쁘다니..좀.....

ブラッド : 歌のこたァわかんねえけど、あの声聞いて悪くなるやつなんていやしねえよ。

블러드 : 노래의 답은 모르겠지만, 저 목소리 듣고 나빠지는 것은 싫지 않아요.

ちったァ自信持てって。

아이, 자신감 가지라고.

ファルファラ : ――ありがと。でも、ねえそれって……

파르팔라 : 고마워요.하지만, 있잖아, 그게……

キャトラ : あら、二人とも!

캐트라 : 어머, 둘 다!

ファルファラ : あ、ああっと。キャトラちゃん。……早かったのね。

파르팔라 : 아, 아악.캣라.....빨랐구나..

キャトラ : やっぱりファルファラが気になっちゃうもの。

캐트라 : 역시 파르파라가 신경 쓰이는 법.

ブラッドも遊びに連れて行くって、昼はガイドブックとにらめっこしてたしぃ?

브래드(遊びラッブラッド)도 놀러간다고, 낮에는 가이드북과 눈싸움을 하고 있었지?

ブラッド : おい、バラしてんじゃねえ!

블러드 : 야, 장미하는 거 아니야!

ファルファラ : あら。あなたもかわいいとこあるのね♪

파르팔라 : 어머 너도 귀여운 점이 있구나♪

アイリス : あれ? この子……

아이리스 : 어? 얘...

男の子 : ねえ、パパぁ。

남자아이 : 오빠, 아빠.

ブラッド : あ? パパ? 俺が?

블러드 : 어? 아빠? 내가?

ファルファラ : あら。あなたかわいい子がいるのね。

파르팔라 : 어머 너 귀여운 애가 있구나.

ブラッド : ちげーよ。わかるだろうが。

블러드 : 치게.알겠지만.

男の子 : パパじゃない……ねえパパは? どこ?

남자아이 : 아빠가 아니야…저기 아빠는? 어디야?

ブラッド : そりゃ完全にこっちのセリフだぜ。迷子か?混んでるからなァ、ここ。

블러드 : 그거 완전 이쪽 대사지.미아야? 사람이 많아서 그래, 여기.

男の子 : うぁ……パパはこんなんじゃないよお。うわぁぁぁん!

남자아이 : 으아…아빠는 이런 게 아니야.으아악!

ブラッド : おいおい。泣きてェのは俺の方だろ。泣き止めよ。

블러드 : 어이어이.우는 건 내 쪽이잖아.울음을 멈춰라.

キャトラ : そうよ。パパは探してあげるから、とりあえずアタシの肉球さわって落ち着きなさい。

캐틀라 : 그래 아빠는 찾아줄테니 일단 나의 발바닥 만지고 진정해.

男の子 : びえええええええん!

남자아이 : 비에에에에에에에에엥!

キャトラ : ……手強いわね。まさか肉球が通じないなんて。

캐트라 : 만만치 않네. 설마 발바닥이 통하지 않을 줄이야.

アイリス : (肉球への信頼……)

아이리스 : (육구에 대한 믿음…)

ブラッド : しかしマジでヤバいかもな。親もこの人ごみじゃ探せねえだろ。

블러드 : 그런데 진짜 대박일 것 같아.부모님도 이 사람 많이 찾으렴뭐지.

キャトラ : こっちの声もたぶん騒がしさで消えちゃうわ。

캐틀라 : 이쪽 목소리도 아마 시끄러워서 사라질 거야.

ファルファラ : (だけど、たぶん私なら……)

파르팔라 : (하지만, 아마 나라면……)

(でも、できなかったら?この子にとって歌が迷子のトラウマになるかも)

(근데 안되면?)이 아이에게 노래가 미아의 트라우마가 될지도 몰라)

(頑張らないと……私が……)

(열심히 하지않으면...내가...)

: 6

: 6

ファルファラ : (気持ちが、軽くなっていく。これって……)

파르팔라 : (기분이, 가벼워져 간다.)이거라니…)

(……そうね。私はたぶん……)

(…그렇지.나는 아마......)

(いまはただ、この子のために)

(지금은 단지, 이 아이를 위해서)

男の子 : ひぐ、ひっく…………おねえちゃん……?

남자아이 : 히구, 하쿠..........언니......?

ファルファラ : ちょっと待っててね、ボク。パパを見つけてあげられるかも。

파르팔라 : 잠깐만 기다려봐, 복아. 아빠를 찾아줄 수 있을지도 몰라.

男の子 : え、いま、ここで?

남자아이 : 어, 지금 여기서?

ファルファラ : あなたが信じてくれたらね。心を込めて歌うから――

파르팔라 : 네가 믿어줬으면 좋겠어.마음을 담아서 부르니까--

男の子 : おねえちゃん……キレイな声……

남자아이 : 언니...예쁜 목소리...

ブラッド : なんだよ、歌うってなァそういうことか。

블러드 : 뭐야, 노래한다는 게 뭐 그런 거야.

キャトラ : 確かにこれなら、みんなが足を止めるわね。

캐트라 : 확실히 이러면 모두가 걸음을 멈추겠네.

アイリス : それに静かになるし、こっちが目立つよ。

아이리스 : 그리고 조용해지고 이게 눈에 띄지.

ブラッド : それにしてもよォ、いい声だな。

블러드 : 그건 그렇고 목소리 좋다.

キャトラ : やっぱり賑やかな場所だと、喉の調子もいいのよ。ね?

캐트라 : 역시 번화한 곳이라면 목 상태도 좋은 거야, 그렇지?

アイリス : そうかもね。ファルファラさん、心地よさそう。

아이리스 : 그럴지도 모르겠어.파르팔라 씨 편안하겠다.

: …………

: …………

……

……

??? : いた、スティーブ!

??? : 있다, 스티브!

スティーブ : パパ!

스티브 : 아빠!

パパ : ウロウロするなって言ったろ。ああ、よかった。

아빠 : 어슬렁거리지 말라고 했잖아.아이고, 다행이다.

すいません、ご迷惑をおかけしました。

죄송합니다, 폐를 끼쳤습니다.

スティーブ : おねえちゃん、ありがとう。

스티브 : 언니 고마워요.

ファルファラ : いいのよ。こっちこそありがとう。

파르팔라 : 좋아.나야말로 고마워.

スティーブ : こっちこそ?

스티브 : 나야말로?

ファルファラ : ……ううん。なんでもない。

파르팔라 : …아니. 아무것도 아니다.

ブラッド : それより、ファルファラ。ちょっとまずいかもしれねえぞ。

블러드 : 그보다 파르파라.좀 맛없을 수도 있어.

通行人A : なあ、さっきのってファルファラじゃなかった?

통행인 A : 야, 아까 그거 파르파라 아니었어?

通行人B : 本当に? サインもらえねーかな。

통행인 B : 정말? 사인 받을 수 없을까?

アイリス : バレてますね……

아이리스 : 들키네요...

キャトラ : このままじゃパニックよ。

캐트라 : 이러다 패닉이야.

ファルファラ : 大丈夫。いいアイディアがあるわ。

파르팔라 : 괜찮아 좋은 아이디어가 있어.

ブラッド : お、なんだ。

블러드 : 오, 뭐야.

ファルファラ : 逃げましょ♪

파르팔라 : 도망칩시다♪

ブラッド : え、おい、待てよ!また走んのかよ! 荷物あんのに!

블러드 : 어, 야 기다려! 또 뛰냐! 짐이 있는데!

スティーブ : おねえちゃん、ばいばーい!

스티브 : 언니, 안녕!

: …………

: …………

……

……

キャトラ : ふう。ここまできたら、もう平気よね。

캐틀라 : 휴. 여기까지 왔으면 이제 아무렇지도 않겠지.

ファルファラ : あー、疲れた。でもいい気分。

파르팔라 : 아, 힘들어.그래도 기분이 좋아.

ブラッド : そいつァよかった。じゃあこいつでもう一段、いい気分になってくれねえか……っと。

블러드 : 그래, 다행이다.그럼 이 녀석으로 한층 더 기분이 좋아져 주지 않겠나…….

ファルファラ : え? このチョーカーって、さっきの……

파르팔라 : 어? 이 초커는 아까 그...

ブラッド : おう。そこの露店でおなじやつあったからな。やるよ。

블러드 : 어우.거기 노점에서 똑같은 거 있었으니까.할게.

買いモンの途中でからまれたから、さっきは怒ってたんだろ?

사몽 도중에 꼬여서 아까 화났지?

ファルファラ : なに言ってんの。私が怒ったの、からまれる前だったじゃない。

파르팔라 : 무슨 소리야.내가 화난 거 놀리기 전이었잖아.

ブラッド : そうかあ? まあ取っとけって。にあってたし。

블러드 : 그런가? 그냥 빼라고. 에 맞았고.

ファルファラ : ん……ありがと。

파르팔라 : 음…고마워요.

今日を忘れないように、ずっと大事にするわ。

오늘을 잊지 않도록 계속 간직할게.