今日もまた1日の始まり。
私は庁舎ビルまでダッシュすると、オフィスに向かう。
「えーと、昨夜は麻薬摘発が4件と、殺人は0件ね」
他には強盗が7件と、あの街では軽犯罪と呼べるものが25件。
これらは警察が好きにすれば良い。私達の仕事の邪魔にならない範囲なら、自由にさせていた。
「で、麻薬での検挙者、3名の内訳は……」
1人はロシア人で、1人は韓国人。最後の1人は、ブラジル人のようだった。
全員、シンジケートの末端組員だけど、なんとも国際色が豊かで、言語も全て違う。
「ロシア人は、めんどいから、うちで強制帰国させよう」
このへんは、外務省とも話がついていた。その為の私達、外事四課ともいえる。
ロシア大使館を、ガチ無視だけど問題ない。特区に関しては、私達にその裁量が任されていた。
「そして殺人は0件か……」
死亡者は、事故死が2名、自殺も1名だけど、本当に他殺が0とは思っていない。
それに、検死官が事故死と判断しても油断は出来ない。彼らマフィアもビジネスであり、その道のプロなのだ。
「おい、遺体の移送許可、貰ってきたぞ」
「分かりました、では行ってきます」
「虎生くんに、よろしくな」
「はーい、わかりました」
軽く手を振り、エレベーターへと向かう。こうして今日も、私の忙しい一日が始まるのだ。
딱 이정도 보여주고 시점 끝낼 꺼면 나누지를 말라고